【決勝】至学館大学VS平成国際大学:試合後インタビュー
平成国際大学・濱本光治監督
「やっと勝てました。何が起こるか分からないのが野球なので、最後の最後まで諦めないという気持ちはみんなに伝えました。チームが一つになって戦ったんじゃないかなと思います。
去年、おととしの全国大学女子硬式野球選手権が1点差で準優勝だったんですよ。やるからには気楽に日本一を目指そうと言っていたものですから、結果は後からついてくるんですけど、そんな中でやってくれたので吹っ切れました。
(このチームのいいところは)キャプテンを中心にみんなが助け合って、みんなが一丸になったことだと思います。選手だけじゃなくていろんなスタッフだとか多くの方々のおかげ。部訓が『すべてに感謝』なんですけど、本当にすべてに感謝ですね」
平成国際大学・井上愛海主将
「この大会で、やっぱり野球は9人だけじゃなくて出ていないメンバーも全員でやれば勝てるということが分かりました。女子野球のいいところは全員が一つになって勝利に向かって練習したり、大会に挑むことだと思うので、平国の野球を見て多くの人に伝えられればいいかなと思いました。
最後まであきらめない姿勢とかがベンチからも伝わってきて、試合に出ているメンバーも出ていないメンバーもみんなが一体的になっていました。追う形になっていましたが、絶対に追いつけるという自信はありました。
今まで1点差で負ける試合があってずっと銀メダルというのが多かったので、絶対に金メダルを取って、金メダルを取れなかった先輩方のためにもという気持ちがあったのでとても嬉しかったです。
このチームはみんな個性豊かで、結構ぶつかり合うことも多いんですけど、一つの目標に向かって戦っていくときの団結力は大学野球の中でたぶん一番だと思っているので、そこをまた伸ばしていって次の大会も優勝を目指して頑張りたいと思います」
平成国際大学・生井美桜
「(サヨナラ打の場面は)緊張より楽しさの方が勝っていました。今大会初の後攻だったので、決勝は何か違うなと思って試合に入って。1対3になった時に、『このための後攻なのかな。サヨナラのための後攻だな』という気持ちでした。球が速かったのですが、速いボールは得意だったので自信はありました。速い球をしっかり打ち返すという気持ちで、後はみんなの思いを背負って。感触は結構いったなと思いましたね。最後は強く『行け!抜けろ!』って願いました。抜けた瞬間は最高に気持ちよかったです。
2年、3年と和歌山大会で準優勝を2回していて高知大会は3位だったんですけど、今までのいろんな先輩方のいろんな思いがこもった優勝だったんじゃないかなと思います。
和歌山大会でもう一度優勝して、2冠を獲りたいなと思います」