COLUMN
大会コラム

2024.05.17

大阪体育大vs平成国際大

平成国際大2-1大阪体育大

外野深くへの力強い打球や好守がお互いに飛び出す好ゲームを制して平成国際大が準決勝進出を決めた。

初回、満塁のチャンスで4番の山本一花がレフトへ犠飛を放って大阪体育大が先制に成功。反撃したい平成国際大だったが、2回は同点のチャンスでライトゴロ、4回はエンドランをかけたが併殺と、大阪体育大守備陣の躍動の前に得点を奪うことができなかった。

それでも5回、先頭の附田紗良が安打で出塁すると、2つの犠打で三塁に進ませ、打席には1番・金田涼々。「任されていると思い、自分で決めようと思いました」と振り返ったように力強いスイングで逆方向へ振り抜くと、打球はレフト頭上を越える同点タイムリー二塁打に。

そして、続く千葉春花も「流れに乗ろうと思いました」とライト横頭上を超える二塁打を放ち、これが決勝打に。

2回以降、好投が続く篠原も「今日は代えるつもりがありませんでした」と言う濱本光治監督の信頼に応える力投。6回には金田が右中間に抜けそうな打球をダイビングキャッチするなど守備陣も篠原を支えた。最終回は二塁まで走者を進められたが、最後の打者を空振り三振に抑え試合終了。ハイレベルな試合に競り勝ち、連覇まであと2勝とした。