2025.05.15

新潟医療福祉大vs関西学院大

新潟医療福祉大4-3関西学院大

創部2年目の新潟医療福祉大が初出場の関西学院大を破って決勝トーナメント進出を決めた。

 

勝利に導いたのは3年生の右腕・中原鼓だ。笠原祥太郎(現オイシックス)と同じく、県立新津高から野球部が創部されることは知らず新潟医療福祉大に入学。2年時に創部を知り、当初はマネージャーとして入部を希望したが、後藤桂太監督が男子の高校野球監督をしていた際にタッグを組んでいた部長の娘ということもあり「教師を目指すなら選手を経験した方がいい」と勧め投手に。チームで唯一の3年生だ。

この日は、村山晏のタイムリーで先制してもらった直後の3回裏に、関西学院大4番の芹本珠璃に走者一掃の二塁打を浴び逆転を許してしまったが、その後は持ち直して得点を許さず。

打線も相手のミスからチャンスを作ると、小川舞の三塁打で同点、バッテリーを組む稲見遥花のレフト前安打で勝ち越し。

この1点のリードを中原が最後まで守り抜き試合終了。今大会ここまで唯一のコールド勝ちを前の試合で収めていた新潟医療福祉大がポイント制により全体1位での決勝トーナメント進出を決めた。中原は「高校時代は(男子の野球部に所属していたため規定で)公式戦に出場できなかったので、公式戦でみんなと一緒にプレーして勝つことができて嬉しいです」と白い歯を見せた。

一方、初出場の関西学院大も初勝利こそならなかったが、2試合ともに3点を挙げて見せ場を作り、確かな足跡を残した。

これで決勝トーナメントに進出する12チームが決定。16日からは決勝トーナメントが始まる。

 

 

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